前提
- 執筆者公募
用意するもの
- PC
- iPadでも構いませんが筆者はやりにくいと思っています(やりにくい=ミスがでやすい)
- アンソロジー専用のメールアドレス
- gmailで簡単に作れます
- アンソロジー専用のSNSアカウント
- ClipStudio あるいは inDesign
- 本記事ではinDesignについては取り扱いません
大きな手順
- 募集
- 募集に必要な仕様を決める
- 募集用の画像を作る(画像例を後述)
- SNSに画像を乗せる
- 応募者が来たら詳細な仕様をメールする(コメントカットのお願いのタイミング①)
- 募集を締め切る(コメントカットお願いのタイミング②)
- 編纂
- 原稿を待つ
- この間にやれること(いつやるか自体は任意。原稿締め切りまでにやったり、原稿締め切り後に皆様の原稿を拝見した後にやったりする、その辺はスケジュールとやりたいこと次第です)
- 自分の原稿をする
- 装丁を決める
- 表紙を作る
- ノベルティ付けたければ作る
- この間にやれること(いつやるか自体は任意。原稿締め切りまでにやったり、原稿締め切り後に皆様の原稿を拝見した後にやったりする、その辺はスケジュールとやりたいこと次第です)
- 原稿を締め切る
- 原稿の仕様を全部確認する
- 原稿確認完了、あるいは修正のお願い連絡を入れる(修正提出の期限もお伝えします)
- 原稿を待つ
- 入稿
- 全部揃ったら入稿する
- 宣伝
- サンプルを作ってアップする
- 通販をするなら告知をする
- イベント当日
- 通販
執筆者募集にあたり決めること
- 募集人数の上限
- 自分が連絡を管理できそうな範囲で決めます
- 募集形式(イラスト・小説・漫画)
- 応募先
- GoogleFormから応募形式にしてスプレッドシートに収集するのが便利です(例を後述)
- 連絡方法
- 用意したメールアドレスが推奨です、SNSのDMでも可能だと思いますが、スパム判定による凍結のリスクなどがあるので個人的にはメール推奨です
- 原稿締切
- 筆者は公募の場合何があっても原稿締切を過ぎたら受付不可としています
- 締切を過ぎそうな場合は相談としてくださる主催様も多くいます
- 募集開始から締切までの期間にもよるので各自管理できる範囲で決めるとよいでしょう
- 原稿修正は必ず発生するので、原稿を修正していただく時間も考えて決めましょう(修正は2回発生すると考えて、修正締め切りや本締切を設定しましょう)
- 筆者は公募の場合何があっても原稿締切を過ぎたら受付不可としています
- 発行時期
- 頒布するイベントがありそうな時期(あとでずれても大丈夫です)
- 不可な内容
- カップリングの可否
- R18/R18Gの可否
- 女体化/男体化の可否
- パロディの可否
- 夢表現の可否
- などなど…
- 世の中にはいろんな方がいるので、できるだけ載せておく方がよいです
仕様例
【参加資格】
・成人以上であること
・音信不通にならないこと
・メールにて連絡が取れること
【必須項目】
・R18/R18G不可(原作の範囲でお考え下さい)
・カップリング表現不可
【締め切り等】
募集締め切り:2024年3月31日募集人数上限:なし
原稿締切 :2024年6月30日
ページ数上限:なし
発行日 :2024年11月 予定
場所 :東京{イベント名} 予定
【ご質問先】
メールアドレス:xxxxxx@gmail.com
応募者様に送る原稿の仕様等
- サイズ
- カラーページの可否
- ページ数制限
- 筆者は基本ページ無制限でやっていますが、世の中いろんな方がいるので、無制限にする際は覚悟をもって無制限にしてください
- 大体8ページ上限のところが多いと思います
- 印刷所(あとで変更になっても大丈夫です)
- 印刷所の原稿作成マニュアルがあれば記載しておくと親切ですね
- あとで印刷所が変更になったときのため、断ち切りは5mmで募集するとよいでしょう(最近は少ないけど5mm必要なところもあったきがする)
- 提出方法
- GoogleFormからの提出にすると非常に楽です(例を後述)
- 原稿に書いて欲しいこと
- 1ページ目にタイトル・ハンドルネームの記載
- ノンブルを記載しない
- など…
- コメントカットについて
- コメントカットについてこの時点で仕様やデザインを決めて原稿と一緒に提出してねの形だと連絡が煩雑にならなくていいですね
- 筆者は「画像提出」と画像編集をしない方のために「文字提出」の2パターンを用意しています
- サンプルのアップに関する可否
- 何ページまでは上げていいよとかです
- 進捗のアップに関する可否
- 進捗アップダメだよ、このくらいなら上げていいよとかです
- 献本の方法
- 郵送
- 一括郵送が管理としては一番楽ですが、アンソロを家に届けてもらう必要があります
- クリックポストで郵便局に持ち込むのが一番便利
- ヤマトの宅急便コンパクトで集荷してもらうのもあり
- 直接手渡し
- 主催スペースにお越しいただく場合は、一応不正を防ぐために、名前とアンソロであることが一目でわかる当日交換券をメールでお送りして、当日提示いただいています。
- サークル参加者様の場合はスペースに伺うことも多いです。
- 郵送
- 主催からのお願い
- これは書かなくてもいいんですが、例えば欠損をメインにしたアンソロジーでは「過度に不快を煽るような演出、また現実、キャラクター問わず特定の方を侮辱、貶めるような内容にならないように気を付けてね」などの内容を記載しました。ルールにするほどではないお願いレベルのことを書きます。明確なルールとして記載できることはルールとして記載しておく方が安全です
- 気軽に質問してねの文面
- とにかくなにかあれば連絡くださいという旨を伝えます
仕様例
【頒布について】
・2024年11月頃 東京にて
【原稿形式】
・ページ数制限なし/A5/右とじ/左始まり
・モノクロ or グレースケール/600dpi/断ち切り5mm
・2024年6月30日23:59 締切
・印刷所:緑陽社
【原稿作成上の注意】
・1ページ目にタイトル・ハンドルネームの記載をお願いいたします。
・ノンブルを記載せずにご提出ください。
【必須項目】
・R18/R18G不可(原作の範囲でお考え下さい)
・カップリング表現不可
【納品形式】
漫画・イラスト: psd形式 ※断ち切りを含めての書き出しをお願い致します
小説: pdf形式
【納品データ名】
・pdfの方
ファイル名:ハンドルネーム_総ページ数
・psdの方
フォルダ名:ハンドルネーム
ファイル名:ハンドルネーム_ページ数
例) 置物置き_08
【納品方法】
募集締め切り(2024年3月31日)後にお送りする、提出用Googleフォームにてご提出ください。
【コメントカット】
募集締め切り(2024年3月31日)後にお送りするメールにてテンプレートを配布致します。
【Web再録公開可能時期】
アンソロジー発行から1年後を目途にお願い致します。
【サンプル公開について】
主催側からもサンプル公開を致しますが、執筆者様側からもサンプルを公開していただいて大丈夫です。
「全体ページ数の1/4」かつ「4ページを上限」に公開ください。
【進捗公開について】
全体がわからない程度であれば公開していただいて大丈夫です。
【注意事項】
・執筆者様には献本1冊を送付いたします。その他謝礼等お渡しできませんのでご了承ください。
・いかなる理由においても締切を過ぎてしまった場合は原稿を受け付けかねますので、ご承知おきの程よろしくお願いいたします。
絶対に起きること
- 提出されたファイルのサイズが違う(特に小説はA6で作成されてしまっていることが多々あります)
- 断ち切りまで描かれていない(漫画・イラスト)
- これらは「ClipStudioで原稿をひとつにする」の過程で検知可能です
ClipStudioで原稿をひとつにする
- 複数ページの漫画ファイルを作る(いわゆるマンションを建てる)
- psdの読み込み
- マンション画面でページを右クリックして「一括処理>一括読み込み」
- 左上メニューの「ファイル>読み込み>一括読み込み」
- 白紙のページにpsdファイルをペーストするイメージなので、あらかじめ白紙ページを追加しておく必要がある
- pdfの読み込み
- 「pdf変換」とかのフォルダを作成しておく
- pdfをClipStudioPaintにドラッグ&ドロップ、あるいはファイルを開くからpdfを選択
- 管理フォルダー(デフォルトでもよい)を指定してOK
- 解像度 600dpi/右綴じ/左から にしてOK
- pdfが画像として読み込まれる
- 左上メニューの「ファイル>画像として書き出し>psd」
- psd(Photoshopドキュメント)/画像を統合して書き出す/すべて でOK
- [背景]として出力する/モノクロ2階調(閾値)/元データからの拡縮率/100%/イラスト向き でOK
- 絶対に 「閾値」 にしてください(印刷時文字の縁にギザギザがついて悲しいことになる)
- pdfがpsdになりました
- あとはpsdを読み込む手順と同じ
GoogleForm例
募集フォーム

提出フォーム
セクションとかは難しいので、とりあえず聞きたい項目が揃っていればいいと思います



スプレッドシートとの連携
スプレッドシートにリンクを押す > 新しいスプレッドシートを作成でOK
作られたスプレッドシートで「仕様送信済み、原稿受け取り済み、修正依頼あり、修正完了済み」など列を足して管理するのが楽です

募集用画像例
SNSにアップした募集時のチラシです

執筆者募集チラシ・頒布告知チラシ例
筆者は募集締め切り前にイベントがあるのをいいことに執筆者募集チラシを印刷しジャンルオンリー参加サークル様のほぼすべてに配るなどした(読みが甘くチラシが足りなかったりした)
開場前にチラシをスペースに配るには申請が必要なのと、人手も必要です


締切の決め方
筆者は大抵1年後まで同人誌出す計画があるので、募集開始から1年以上後です。例に挙げたアンソロでは
2023年6月募集開始 → 9ヵ月 → 2024年3月募集締切 → 3ヵ月 → 2024年6月原稿締切 → 6ヵ月 → 2024年12月頒布
という同人にしては超長期スケジュールだったと思います。
募集を長くとって締め切りを短めにしたのは、原稿仕上がったら応募しようかなという方もいたからですね。普通どのくらいなんだろう、大体1年以内には発行するところがほとんどだと思います。
イベント当日
アンソロ主催としては売り子が欲しいです(主催としてはスペースにいないことは可能なら避けたい、トイレとか行きやすい)
Tips
- 募集締切時点で執筆者を公開しておくと音信不通になりにくいかもしれない
- 辞退のご連絡あった場合は告知しなければならないので、ひと手間かかる。でも音信不通が減るなら……
寄稿される皆様へ
- 守ることは無断で締切を過ぎないこと。音信不通にならないこと。この2つだけです
- 漫画の人はサイズを間違えて小さく描いてしまうと大変難しいので制作開始時に「サイズ、解像度」だけはよく確認しよう。デカい分には大丈夫です
- 音信不通になるな。ジャンル移動でも嘘でもなんでもいい、連絡くれ
最後に
無断で締め切り超過したり、音信不通にならなければサイズ間違ってても解像度間違ってても些細な問題ですよ。公募アンソロジーを2つやった主催はそう思います。